落ち込んだ時こそ、本を読んで、気分をハッピーにしよう。
どんなときでも幸せになれる魔法の力を本は持っています。
vol.2 人生の後半を元気に過ごす エクササイズ
体だけは元気でありたい。
そのための体づくりはとても簡単!
お金も時間もかけず「体力年齢」をアップするエクササイズと人生を楽しむためのメッセージ
著者:湯浅景元
中京大学スポーツ科学部教授。中京大学大学院体育学研究科教授。コーチング論、スポーツ科学入門、スポーツ環境論を担当。中京大学スケート部部長。講演などを通して、スポーツに科学を取り入れる大切さ、スポーツ選手から学ぶ生きる力をつけるための運動方法などの普及にも努めている。
「老化」とは何か、老化を遅らせることはできる
人は叶わぬ夢こそ強く願うもの。年を取るにつれ、老化現状が起こります。老化は病気ではなく、自然の現象なのに人間は老化を嫌います。それはきっと活力にあふれていた若い頃が生涯で最高の時期だと信じているからでしょう。不老を実現することはできませんが、老化を遅らせることは可能です。老化を促進する要因は、ストレス、活性酸素、運動不足、栄養不足、喫煙、紫外線など様々。生活習慣病と同じように、老化を予防することが重要です。
この本では、「老化」とは何か、から始まり、老いない体をつくるにはどうすればいいのか、「若くみえる人」と「老けてみえる人」など年齢のとらえ方、老いないためのポイント、老いないための心掛けなど、心と体の両面から見た、老化を遅らせる方法を紹介しています。
老いることを恐れずに楽しむことを考える
著書がすすめたい老化への対応は「アンチエイジング」ではなく「エンジョイ・エイジング」。これは、老化を楽しんでしまおうというスタンスで生きることです。老年期は実りの時期であり、これまでの経験を活かして最高の時間を過ごす。こういった、人生のまとめの時期だからこそ、老化に対抗するのではなく、老化を楽しみながら元気に過ごしたいのです。なんとしても老化に打ち勝とうとすると、それがストレスになってしまうことがあります。それよりも、老化を楽しんでしまおうと考えて、老化と仲良く付き合うほうが健康的であり、元気を保てる。この「エンジョイ・エイジング」こそが老いない体を作るための最善の策だといえます。
1度しかない人生の後半は、自分本位に思い通りに生きてみようではありませんか。