ほおっておくと衰える脳の機能は
鍛えることが重要です。
vol.6 年を取ることは、悪いことばかりではない!
年を重ねれば記憶力は低下してしまいがちですが、落胆する必要はありません。人生経験からくる知識や知恵と、脳力トレーニングが、人生に楽しみをプラスしてくれます。
脳力を高めて、人生の楽しみに差をつけよう
人は誰でも20歳くらいをピークに脳の機能が少しずつ低下していきます。けれども、年を取ることは、決して悪いことばかりとは言い切れません。年齢の分だけ人生の経験が積み重ねられ、確実に知識や知恵は増えていきます。そのため、脳の機能が少々低下してきたとしても、人生のベテランならではの知識や知恵によって、しっかりとカバーすることができるのです。それは、人生の深みともいえるものです。
ところが、脳の機能がさらに低下してしまうと、持ち前の知識や知恵だけでは補いきれなくなってきてしまいます。そのタイミングが40代以降です。この頃から、「最近、物忘れがひどくなった」と実感するようになるのはそのためです。
でも、諦めてはいけません。確かに何もしなければ物忘れは増えていく一方ですが、脳の機能はトレーニング次第で、いくつになっても高めたり、低下速度を緩やかにすることができます。知識や知恵で補えるように、思い出す力をアップすることで、人生はより楽しいものになっていくはずです。
脳力をアップするトレーニング問題
今回は、過去に話題を呼んだ本のタイトルを取り入れた問題です。本の内容や、本を読んだ当時のことも思い出しながら解くと、さらに効果的です。
〈指導・監修〉川島 隆太さん
医学博士。東北大学加齢医学研究所所長。同大学にて教授も兼任。『物忘れがなくなる「脳力」復活トレーニング』(宝島社)など著書多数。『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』(任天堂)などゲームソフトの監修も。
『脳力』を鍛えるトレーニング方法。きちんと朝食をとる、朝型人間になる、アルコールはほろ酔い程度にたしなむ、タバコはやめる、家族との会話を楽しむなど、若々しい脳を保つための生活習慣まで具体的に紹介。
大和書房 596円(税込)
問題の答え: