ほおっておくと衰える脳の機能は
鍛えることが重要です。
vol.7 記憶を引き出す力をアップして目指せ!スマート・エイジング
年を重ねるということは、人として成長するということでもあります。
そんなメリットも含めて加齢を前向きに受け入れ、人生をもっと楽しみましょう!
脳活+意欲と刺激で、スマート・エイジングを
“加齢” と聞くと、マイナスなものをイメージしがちです。でも、そこには年を重ねた分だけ人として発達や成長を遂げているというプラスの要素も含まれます。その知識や経験で賢く対処しながら、楽しく年をとる “スマート・エイジング” を、ぜひ目指してほしいものです。
スマート・エイジングの実現において重要なカギを握るのが、脳の前頭前野と呼ばれる領域です。前頭前野は脳のなかでも高度な情報処理が行われている部位で、物忘れや記憶力などにも関連しています。残念ながら20歳くらいからその機能は低下し始めますが、その機能低下を緩やかにしたり、維持することができれば、年を経ても、成熟した知性や経験で補い、楽しい人生を送れるのです。
また、心と体が元気であることも大切。意欲的な姿勢で様々なことに興味を持ち、社会活動に関わる生活は、脳を活性化させ、スマート・エイジングにつながります。
脳活トレーニングで前頭前野の機能を向上させるだけでなく、それをベースに人生を楽しむことこそが、脳を若々しく保つ秘訣なのです。
脳力をアップするトレーニング問題
今回は、特撮人形劇『サンダーバード』からの出題です。主要メカとメインパイロットを線でつなぎましょう。当時のことに想いをはせながら解いてみてください。
〈指導・監修〉川島 隆太さん
医学博士。東北大学加齢医学研究所所長。同大学にて教授も兼任。『物忘れがなくなる「脳力」復活トレーニング』(宝島社)など著書多数。『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』(任天堂)などゲームソフトの監修も。
アンチエイジングは自分の人生を否定すること。スマート・エイジングは、年齢を重ねることを楽しむこと。スマート・エイジングを実践すれば脳が活性化し、生きる意欲が湧きます。いくつになっても人は成長することができる!それがスマート・エイジングです。「脳トレ」ブームの立役者と高齢社会研究の第一人者が提唱する新たな概念です。
扶桑社 790円(税込)
問題の答え: